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語学における右脳の重要性

ある研究によれば、5歳以前に学ばない限り、ネイティブと同じ言語能力を持つことは難しいと言われる。またある人は語学には才能が必要だという。

この二つの命題が示すところによると、語学には、5歳以前、もしくはできるだけ早い時期に、ある言語環境に身を置くこと、もしくは先天的な能力を持っているということが必要条件であるようである。

しかしながら、このような語学学習における意見に対して、筆者は疑問を投げ掛けたいと思う。

おそらく語学を長年学んでいるにもかかわらず、コミュニケーションが下手である人は、右脳ではなく左脳で語学を学んでいる可能性がある。

英語で読み書きができても、会話が出来ない日本人と、ネイティブレベルの日本人が英語のニュースを聞いた時に生じる脳の反応を比較した興味深い実験結果がある。

ネイティブレベルの日本人は英語を日本語と違う右脳の部分で処理しているのに対し、会話ができない日本人は、英語を聞いても、日本語と同じ右脳の部分で処理しているのである。またこの時、左脳の反応は両者とも同じである。

つまり、読み書きができてもコミュニケーションができない人は、その言語のネイティブスピーカーと違う右脳の使い方をしていることがわかる。

要するに、会話能力には、右脳の特性である表現力やイメージが重要であるということである。

では言語学習において右脳を使うにはどうすればいいのだろうか?

このことを意識しながら言語を使えば、ネイティブと同レベルではなくとも、それに近い言語の使い方ができると考えられる。